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途切れた記憶の先の景色

muuko082008-11-22

生まれて間もない頃に住んでいたというところまで行ってきた。
生後4か月まではこの写真のあたりに住んでいたらしい。
もちろんそのころの記憶なんてなくて
へぇ、と声を洩らすしかできなかったんだけども。
しばらく佇んで水面に映る景色をだまって眺めていた。
そこはただの住宅地なんだけども
やっぱり奈良という土地は長い歴史が残っているわけで
万葉集歌人柿本人麻呂が歌を詠んだ「歌の名所」であったり
枕草子にここの土地の名前が残ってたりと
1000年以上前の、なんともダイナミックなタイムスリップ感のある場所で。
そういえば自分の出身の小学校の校歌にもこの池の名前が出てきてたな。
散歩のかたわらこのへんまでのこのこ歩いてきたのだけど
なんだか妙なところにやってきてしまった。
夕方の水面に映る空がやけにきれいだった。


散歩してる途中、1匹もにゃんこに遭遇しなかった。
でも寄り道で入ったスタバのテラス席で
真っ赤なお洋服を着た白いテリアのわんこと目が合った。
すんげぃかわいかったわん。